【映画紹介】ワルキューレ

タイトル :ワルキューレ

 公開  :2008年

上演時間 :120分

 制作  :ドイツ

おすすめ度:★★★★

ジャンル :歴史、戦争

キーワード:トムクルーズシュタウフェンベルクナチス

 

■概要

 

1944年、第2次世界大戦、ヒトラーの率いるナチスドイツがヨーロッパの大半を制圧、

ユダヤ人を迫害し、圧政を敷いていた。

非人道的な統治を行うヒトラーに対して、軍部では、幾度となく、クーデータ、暗殺が繰り返し、計画され、失敗に終わっていた。

この映画では、最後のクーデーターと言われる7月20日事件を描く。

 

■あらすじ

トムクールズ率いるシュタウフェンベルクは、クーデーターを計画する組織に参加し、軍部内で根回しをしていく。

クーデータの計画がゲシュタポの耳に入れば、拷問か死刑か、失敗すれば、確実に死刑になる陸軍。

絶対に見つかってはならない、命がけの計画が動き始める。

 

■感想:★★★★

とにかく、トムクルーズがかっこいい。

 

また、考えさせられる映画でした。

ナチスは国民に支持されていたし、当時のヨーロッパで最強の軍事力を誇っていました。

第1次世界大戦で敗北したを経験したドイツ国民は、強いドイツが帰ってきて、ナチス万歳、そんな雰囲気だったのではないでしょうか。

しかし、ナチスの政治は許されるものではなく、ヨーロッパ各地からユダヤ人を集め、100万人単位の大量虐殺を行い、他の民族を迫害してきました。

 

いくら非人道的といっても、家族もいるし、逆らえば殺される。

その時代に、立ち上がる動機はなんだったのか、そのあたりの考え方も見どころだと思います。

 

当時のヨーロッパの惨状を知りたい方は、戦場のピアニストもおすすめです。

ホロコーストを生き残ったピアニスト、シュピルマンの経験を映画化したものです。